引きこもり名大生の雑記帳

怠惰な引きこもり名大生の頭の中を覗いてみましょう

大学に入学、引きこもり、そして休学に至るまで

 こんにちは、パッパギーです。私は名大に入学したちょうど1年後の4月から、1年間休学して北海道の実家で暮らしていました。なぜ入学後たった1年で休学したのか、入学してから休学するまでに何があったのか、まとめてみます。大半の人には理解しがたい点がたくさんあるとは思いますが、「やべえやつもいるんだなあ」とでも思いながら読んでくださいな。

 ちなみに休学中の話はこちら。 

pappagie.hatenablog.com

 

 

入学直後から引きこもりに

 さっそく何を言っているかわからないでしょうが、入学してすぐに学校に行けなくなってしまい自室に引きこもり始めました。「あくまで複数の要因が重なった結果で、入学後のことだけが原因だけではない」と後にカウンセリングの先生に言われましたが、私が思う最大の原因は「受験勉強を頑張りすぎたこと」です。

 名大に入るひとはみんながっつり受験勉強していたと思いますが、その中でも私の勉強時間は上位1%に食い込む自信があります。なんてったって2年間も浪人したんですから。医学部でもないのに2浪はそうそういないですよね。2年間も受験勉強だけをやり続けているうちに、いつの間にか偏差値の高い大学に入ることが目標になっていました。本来大学に入ることはスタートラインであるべきなのに、私にとってはそれ自体がゴールで、入学後のことなんてどうでもよくなってしまっていました。それで入学直後に燃え尽きてしまい、引きこもりになってしまったのです。入学式のときに、ふと「もうやりきったな」と思い浮かんだのが、今でも鮮明に覚えています。

 引きこもっている間はずーっと横になっていました。ひたすらパズドラをやっていた記憶があります。

 

 

親バレ

 当時の私は、引きこもっていることを誰にも言えず、周りの人に対して大学に通っているふりをしていました。もちろん親に対しても。ところが9月ごろに親にバレてしまいました。原因は大学の事務から実家に電話が行ったことです。「お子さんは単位をとれていないですよ」という内容のことが伝えられ、そこで私が学校に行っていなかったとバレました。自分でカミングアウトするならまだしも、大学からの電話でバレるなんて恥ずかしくて仕方がありません。当時の私にとっては非常に不本意でしたが、ことの経緯を一から説明しました。親の詳細な反応は伏せますが、怒鳴り散らされたり勘当されたりはしなかったのでダメージは最小限で済みました。

 

 

スチューデントアパシーと診断される

 前期が終わり夏休みに突入しても引きこもり続けていました。このころ帰省する費用を稼ぐため、少しだけ派遣の仕事をしました。大学には行けなくてもアルバイトには行けたのです(ここがポイント)。

 夏休みが明けたころ指導教官に呼び出され、「後期からは大学に行ってちゃんと単位をとれ」と促されました。一度はちゃんと大学に行こうと決心しましたが、一度行けなくなった大学に行き始めるのはとても勇気がいることで、結局後期も大学に行けずじまいに終わりました。

 そんな状態でずっと引きこもっていましたが、10月ごろに転機となる出来事がありました。大学の職員が私の部屋に乗り込んできたのです。当時住んでいた大学の寮の寮費を滞納していたのが原因でした。確か3か月分くらい滞納していたし、催促の電話やメールもガン無視していたので、100%私に非があります。その職員の方は寮費の催促をするだけでなく、私を大学のメンタルヘルス部門に連れて行ってくださいました。当時の私は失礼ながら「どうしてそんなことするんだ」と思っていました。「自分は健常者だからカウンセリングなんて必要ない」という確固たる信念があったので、自分から進んでカウンセリングを受けて解決しようという思考はできませんでした(今はその職員の方には感謝の気持ちしかありません)。その日には予約を取り付けただけで、後日実際にカウンセリングを受けた結果、スチューデントアパシーと診断されました。スチューデントアパシーについて私は専門家でも何でもないので詳しくは説明しませんが、要は「本業に『だけ』力が入らない状態」だそうです。学生の私にとっての本業は「授業を受けて勉強すること」です。大学には行けませんでしたが、前述のとおり派遣の仕事には問題なくいけました。つまり私は典型的なスチューデントアパシーの状態だった、ということです。

 

 

引きこもりからの脱出を目指して

 スチューデントアパシーと診断されてからも、月に1,2回のペースで継続的にカウンセリングを受けていました。このカウンセリングを通して一番の収穫だったのは「自分が健全でない状態だと自覚できたこと」です。カウンセリングを受ける前は「今は引きこもっているが何の問題もない、誰の助けもいらない」と思っていましたが、カウンセリングを繰り返し受けて自己を見つめなおすことで「全然健全な精神状態じゃない、これはなんとかしなきゃな」と気づくことができました。やがてこのまま引きこもっているのは嫌だな、「引きこもりを脱して社会に戻りたい」という願望が徐々に見えてきました。「社会に戻る」といっても、色々選択肢があります。

  • 大学に行けるようにする
  • 大学を中退して名古屋で働き口を探す
  • 地元に戻って就職する
これらすべて「社会に戻る」ことです。私の場合、興味のあることを勉強したくて、かつ地元には戻りたくなかったので、「大学に行けるようにする」のが合理的な選択でした。ただ、入学した直後に大学に行けなくなったのと、後期の初めに「ちゃんと行こう」と思って挫折したのを思い出すと、すぐに大学に通い始めるというのは土台無理な話でした。

 そこで、一度大学から距離を置いてリセットしようということで、1年間休学して実家に戻ろうと決めました。名古屋に残ってアルバイトしてお金を貯める、というのもアリな気がしましたが、「『本業』がアルバイトになってまた引きこもってしまうのでは」という不安があったので、1年間親に甘えて実家に戻ることにしました。

 

 

休学旅行

 そんなこんなで色々考えていると、気づいたら年が明けていました。ふと入学してからのことを振り返ってみると「なにもしてねえ」と気づきました。新年度が始まる前に何かしよう、ということで、一人旅に行くことにしました(資金は1か月ほど派遣の仕事をして稼ぎました)。そのときの模様はこちら。

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まとめ

 入学直後から引きこもり始め休学するまでをまとめてみました。自分で言うのもなんですが、ひどい1年間だったと思います。もし当時の私に助言できるとすれば、「他人に頼るのは恥ずかしくない」「自分の意志を持て」の2点でしょうか。引きこもって得られたこともたくさんありますが、うまくやれば避けて通れた道だな、とも思います。当時の私のように、悩んでつらい思いをしている方の参考になれば幸いです。

 休学している間に何をしていたかが気になる方は、こちらをどうぞ。

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