元引きこもり名大生の雑記帳

雑記と一人旅の記録がメインです。

重積分する(積分計算編)

こんにちは。パッパギーです。

この記事は前回の記事の続きです。まだ読んでない方は先に読んでね。

pappagie.hatenablog.com

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この問題を解いていました。

上の記事では、ごっつい形の積分領域をなんとかしました。こんな風に。

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準備が整ったので、いよいよ積分します。

 「積分する」といっても、2変数の場合ではどうするかというと、

 

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積分領域

被積分関数

③dxdy

④シコシコ計算する

という手順を踏んでいきます。

①は前の記事で終わりました。

②から始めていきましょう。

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(x,y)を(r,θ)で書き換えました。

あとはこれを用いて(x-1)yをいじればいいですね。

次に③dxdyについて。

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ヤコビアンを用いるとdrdθに書き換えられます。

どうしてこうなるかというと…

わたしは数学徒ではないので厳密には説明できません。

気になる方はググるなり解析概論を読むなりしてください。

では、ヤコビアンを求めましょう。

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θが消えて、シンプルな形になりました。

いよいよ積分計算です。

先に第二項を計算しましょう。

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※ ✖ D''

  〇 D'''

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積分の順序の入れ替えがどうのとか、細かいことは気にしてはいけません。わたしは数学者ではないので。

αをθで表しましょう。

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なんかえぐい形になりましたね。これは黄金比Φを代入した時に大変そうだ。

※1と※2はこういう風に計算しました。1行目はΦ^2=Φ+1の誤りです。

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次に第1項です。

まずは被積分関数であるxyを計算しましょう。

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訳あって2倍角の公式を使ってまとめました。

では積分しましょう。

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θで積分する幅がπなので、sin2θとcos2θの項は消えると予想できたわけです。

最後に、黄金比Φを代入して整理しましょう。

まずは第二項。

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二重根号が外れませんでした、、、

次に第一項。こっちはあっさり。

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お疲れさまでした。いやあ大変だった。

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