元引きこもり名大生の雑記帳

雑記と一人旅の記録がメインです。

ケチケチ九州旅行紀(京都も行ってきた)

とつぜんですが小倉・博多・佐世保を訪れることになりました。急な話で予算は最小限しか用意できないので、「費用を削れるところは削りつつ、好きなことは好きなだけ」を目指して計画を立ててみました。

長距離移動は夜行バス

「費用を削る」のに手っ取り早いのは交通費と宿泊費です。2つ同時に節約できるのが夜行バス。
今回は3泊4日の旅程となりましたが、行きも帰りも夜行バスを使ったので、2泊分宿泊費が浮きました。

九州へは京都発の夜行バスが安い

名古屋↔九州の夜行バスもあるが安くても7000円〜で、土日や繁忙期だと10000円を超えることもあり、夜行バスを使うウマみが薄いです。
それなら関西発着のバスの方が需要が大きく安いため、名古屋↔京都、京都↔九州と分割した方が安く済んでしまいます。
今回使ったのは、京都~小倉が4000円、佐世保~京都が6300円でした。安い…!

1日目 京都で街ブラ

せっかく京都を経由するので、半日ほど京都でブラブラしてきました。
バスが到着した京都駅から、鴨川沿いに祇園四条までお散歩してみました。

途中川から離れてみたりも。

祇園四条では抹茶パフェを堪能しました。大学生になってから京都に来たのは3度目ですが、3回とも茶寮都路里で抹茶パフェを食べています。もはや義務。

お昼過ぎに名古屋を出たので、辺りは暗くなってきました。夕食の時間です。地下鉄烏丸線四条駅からすぐ近くに気になるお店があるので、本当は祇園四条から歩いていく予定でしたが、足がパンパンだったので一駅だけ阪急電車を使うことに。

マルーン色はいつ見ても渋くてかっこいいです。
この9300系のモーター音、耳覚えがあると思って調べてみると、名古屋市営地下鉄鶴舞線のN3000系と同じ、東洋電機製造製の、IGBT素子を用いたVVVFインバータ制御のようです。渋い車体に反して足回りは現代的の通勤電車と同じだと知れて感動しました。
足が重いのでホームのベンチで一休みしながら、電車を眺めつつWikipediaのページと照らし合わせていると、あっという間に30分経っていました。

たっぷり"鉄分補給"したところで、京野菜が売りのおばんざいビュッフェに行ってきました。

普段食べない和食に癒やされた後は、京都駅に戻って小倉行きの夜行バスに乗車です。

2日目 小倉、博多

バスの中では数回目が覚めましたが、9時間半乗りっぱなしだったため、トータルの睡眠時間は確保できました。
小倉駅前に到着したのは早朝の5時30分。サウナでリフレッシュした後のコーヒー牛乳は格別でした。

朝食には、資さんうどんでごぼ天肉うどんを食べました。北九州らしく柔らかめのうどん、あっさり優しいスープにひたひたになったごぼ天、甘じょっぱい肉。最高のコンビネーション。胃がもたれました。次回はお昼か飲んだ後の〆に食べようと思います。

小倉駅のまわりを散策してみると、政令指定都市という割には道が広くて緑が多く、大きな川から小倉城のお堀に注がれていたり、素敵な街でいつか住んでみたいと思わせる魅力がありました。写真は撮り忘れました。
他にも頭がマカロニの像、競馬場などがありました。人生で初めて馬券を買ったけど、結果はなんと510円のプラス。ありがとうダノンスコーピオン。ビギナーズラック万歳。

ひとしきり小倉をブラブラした後は、バスで博多に移動。夕食を求めて中洲の屋台街を練り歩いてみましたが、月曜だったこともあり閑散としていました。次回訪れたときの楽しみに取っておきたいと思います。

3日目 伊万里焼、松浦鉄道、アジフライ

博多駅で朝ごはんを食べ、まずは伊万里行きのバスに乗車。

次の"汽車"が来るまで1時間ほど時間があったので、駅前を散策してみました。

伊万里と言ったら伊万里焼。駅前の焼き物屋さんを訪れて、以前より欲しかったぐい呑みを購入しました。最初に飲むお酒はどれにしようか、ニヤニヤしながら迷っています。

この後は松浦鉄道(以降MR)の1日乗車券で"鉄分"を摂取します。

伊万里を発ったあとは、松浦、たびら平戸口を経て佐世保を目指しました。平たく言えば、ローカル三セク鉄道に大回り乗車してきた、ということです。

松浦鉄道の路線図

路線図|松浦鉄道株式会社【鉄道,広告,ヘッドマーク,旅行】有田~平戸~佐世保 より引用

いかにもローカル線らしく1両編成の気動車がやってきました。21世紀になってから新造された車両で、ドアチャイムが装備されていたり運賃表は液晶ディスプレイに表示されていたりしました。ローカル線でしかも三セクの気動車と言えば、国鉄時代のお古を譲渡されて使い続けているイメージが強かったので、大変興味深かったです。

松浦にやってきました。松浦と言えばアジフライ。「アジフライの聖地」と称して全プッシュされています。

あちらこちらで異なる特徴があるアジフライが食べられるそうで、どこで食べようか大変迷いました。今回は九州民のオアシスことジョイフルに行ってきました。通常の店舗ではメニューにアジフライはないのですが、長崎松浦店限定でアジフライが出されています。

サクサクふわふわでボリュームがあり大変おいしかったです。名古屋で食べる魚がいまいち…というのもありますが、このアジフライは何度でも食べに来たいと思わせてくれます。次はどのお店で食べましょう…?

松浦を出た後は佐世保に向かいました。車窓からの眺めが絶景でした(伊万里~松浦もそうでしたが)。名古屋大学というコンクリートジャングルに囲まれている日常の疲れ・ストレスが癒されていくようでした。写真はありますが敢えて載せません。自分の足で訪れて自分の目で見てきましょう。

佐世保でブラブラしたらいよいよ旅の終わりです。名古屋へ戻りますが帰りも夜行バス。行きと同様に京都経由です。行きの京都→小倉は9時間半でしたが、佐世保→京都は13時間半もかかります。19:15発、翌8:40着。

バスに乗ると、佐世保のほかにも武雄温泉、博多、小倉で乗客を拾うからなのか、車内の照明が全点灯でした。はよ寝たいのですが、明るすぎて寝れません。時間だけはたっぷりある割に旅の疲れはたまっていて、だらだらスマホをいじるくらいしかできませんでした。

博多を過ぎたあたりで、このブログを書こうと思い立ちました。今回の旅行を振り返ることができるので一石二鳥です。
小倉で最後の客を乗せても、ブログは書き終わりませんでした。しかし予約投稿の設定だけはしてあって、3日目の途中まで書いた状態で「新しい記事が投稿されました」というツイートがされてしまいました。大慌てで削除しましたが、数人に見られてしまったようです。見なかったことにしてください。
小倉を過ぎた後は大爆睡感謝祭でした。27時ころに一瞬目を覚ました以外は、神戸まで熟睡していました。

4日目 京都→名古屋

京都は3日前に訪ねたばかりなので、朝飯だけ食べて名古屋に帰ります。京都駅八条口駅ナカにモーニング限定でおばんざいビュッフェをやっているお店があるので行ってみました。1日目でおばんざいビュッフェに味を占めました。

個人的にはこちらのほうが好みです。おばんざいの一つ一つがとても繊細な気がします。また、お漬物の種類が豊富でうれしいです。本業は漬物屋さんだそうで納得。中でも、みず茄子が個人的大ヒットでした。あまりに美味しくてたくさんおかわりしてしまいました。

あまりに美味しかったので位置情報を貼っておきます。ド平日に行ったのに、開店前から並んでいる方がちらほら見えました。土休日なら早めに行くことをおすすめします。
goo.gl

名古屋行きのバスまで少し時間があったので駅の中をぶらつきました。いつも旅行するときは訪れた土地の地酒を買うのですが、今回は忘れていたことに気づき、居ても立っても居られなくて酒屋を探すことにしました。


いい感じの酒屋さんを見つけて店員さんと沢山相談した結果、原酒を買ってみることに。伊万里で買ったぐい吞みの中身が決まりました。

まとめ

4日間で詰め込めるだけ詰め込みました。おいしいごはん、鉄分摂取、街ブラ。やりたいことをやりまくって大満足でした。
今回は行きも帰りも夜行バスで、道中で体力が持たなくなるのではないか心配していましたが杞憂でした。バスに乗る前に歩きまくって、身体がクタクタになっていたおかげで熟睡できたようです。これは次回の旅行でも心掛けたいと思っています。