青春18きっぷで北海道を大縦断&東海道本線を大移動
「青春18きっぷを使いまくろう~2022冬の陣~」の第三弾です。第一弾は名古屋から博多まで、第二弾は元旦に松本城へ。第三弾は札幌から稚内、そして浜松町〜名古屋です。
ANA SUPER SALE で函館入りしてひとしきり函館を観光した後、夜行バスで札幌に向かった続きです。
札幌〜旭川
札幌の朝は快活クラブに限る
函館発の夜行バスに揺られること6時間、早朝5時過ぎにすすきのに到着しました。札幌駅や大通でも降りられましたが、あえてすすきので降りたのはネットカフェで休憩するためです。早朝に開いてるのがそれしかないので、仮眠して体力を回復しつつ時間を潰しました。
前日の大雪でヒヤヒヤ
札幌から旭川までは乗換一回で行けます。札幌~岩見沢は普通列車がたくさん出ていますが、岩見沢からは本数が少ないので事前に計画を立てておかないと痛い目に合います。札幌~旭川は特急街道なので普通列車はかなり少ないです。
それに加えて前日に大雪が降ったため運休が出まくっていて焦りました。てっきり全部運休になっていると思ってバスを予約したのですが、よくよく見ると↑の列車は運休になっていないので、慌ててバスをキャンセルしたというのはここだけの秘密です。
案外快適
岩見沢まではロングシートでした。乗客はそれほど多くなく40分ほどというのもあって特に疲れることはありませんでした。
岩見沢駅での乗換は非常にスムーズで、到着したときには次の列車がすでにホームにいてくれたので寒い中立って待つということはありませんでした。
真ん中だけ雪が高く積もっています。逆に言うと本来これだけ積もっていたの線路の上だけ除雪したということでしょう。この除雪作業で運休が続出しました。職員の皆さんの苦労がしのばれます。
旭川駅までは転換クロスシートだったのでめちゃくちゃ快適でした。ぐっすり眠れました。片道2時間ちょっとなので日帰りの往復で使うのも全然アリですね。
真冬の宗谷本線はやめておけ
日を改めて、旭川からは宗谷本線で南稚内まで乗り通しました。18きっぷで6時間かかりました。
旭川で乗った時点で周りは鉄オタしかいませんでした。自分もその一人ではありますが。メガネにチェックシャツ、手にはカメラ。2000年台初頭の「ヲタク」の出で立ちをしている人も多数。最近はめっきり姿を見なくなったので現存していることに驚きました。反対方向の旭川行きは通学需要があるのですが、早朝の稚内行きは鉄オタしか乗らないようです。
旭川の市街地を抜けたあとは峠を超えたりして景色にも見応えがありました。降り積もった雪は道産子にとっては懐かしい以外の感情はありません。
旭川から2両で来ましたが名寄で後ろ一両が切り離されました。立っている方はいませんが席は埋まっていました。これも18きっぷシーズンだけなのでしょう。それ以外の期間は………。名寄以北の風景はひたすら単調でした。広大な大地をひたすら駆け抜けていきます。同じような風景が続くので途中からはウトウトしていました。「日本最北のローカル路線」「一面の雪景色」などもてはやされがちですが6時間も続くと飽きます。もうやらないかな。
幌延では30分ほど停車しました。駅の外に出てみたけれど民家しかなかったのですぐ戻りました。自治体が作った(と思われる)パンフレットがたくさん置いてあって驚きました。
終点から一駅手前の南稚内で降りました。稚内空港行きのバスに乗るためです。
このバスが乗り込んだ時点で満員だったのでしんどかったです。座れずに立っていました。道路は除雪が微妙で揺れまくるし、荷物が多い人ばかりで狭いし(空港行きなので当たり前)、30分くらいで700円もしたし二度と使わん。
羽田空港から名古屋まで
機内はほぼ満席でした。バスで疲れたのもあってぐっすり寝ていました。羽田空港に着いたら寄り道せずにモノレールの駅に向かいました。
たのしいモノレール
先頭車両の一番前に座ろうとしたけれど、キッズの皆さんがたくさんいたので譲りました。立派な鉄オタになってほしいものです。
東京モノレールは初めて乗ったのですが車窓の眺めがとても楽しかったです。目下開発中の湾岸地区から始まり、高層ビル群の隙間を縫うように進んでいきました。高速道路や他の鉄道をオーバークロスするためにアップダウンが激しく、やたらと高いところを通ったりしてさながらジェットコースターか空中散歩のようでした。
品川でシウマイ弁当をゲット
終点の浜松町からは18きっぷです。
京浜東北線に乗り換えて品川まで行きました。品川駅は在来線の改札内でシウマイ弁当が売られているからです。乗り換えの時間がタイトでしたが無事ゲットできました。
普通列車のグリーン車!?
品川から熱海は東海道線でした。JR東日本は普通列車に2階建てのグリーン車が連結されているのがすごいっす。安くないお金を払ってまで座って移動したいというのもあるし、グリーン車じゃなかったら座れないのが基本というのが想像できて恐ろしくなりました。実際横浜まで立っていました。
ほんとはグリーン車に乗ろうとして品川駅のホームの券売機でグリーン券を買おうとしました。しかしmanacaしか持ってなくて買えずじまい。Suica、PASMO、Kitaca、TOICAしか使えないというのは想定外でした。今思えばモバイルSuicaを使えばよかった。一応車内でも買えるらしいですがテンパりそうで怖かったので普通車に乗りました。
元・普通列車のグリーン車
熱海からは浜松まで1本です。静岡県を乗り換えなしで突っ切れるのはありがたい。しかも313系8500番台。これはかつて中央本線で指定席券がないと乗れないホームライナーとして運用されていました。元普通列車グリーン車のようなものです。新型の315系が中央本線に導入されて玉突き的に静岡に転属されました。こちらでは指定席券なしで乗れるので乗り得です。
1本後に熱海発豊橋行きがありますが、こちらは313系8500番台ではなくロングシートなのでやめておきました。
浜松駅の29分間
浜松駅では次の駅まで29分待たなければなりません。駅ナカの石松餃子に行ってきました。
餃子もうまいですがもやしが絶妙でした。餃子単品とパンチレモンサワーでちょうどいい感じでした。29分の活用方法としてはこれ以上のものはないとでしょう。
浜松から先は区間快速に乗って適当に帰ってきました。あまり覚えていません。